
全部見せます!!【家ツアー】『黒と木の御仁』その1
このGWの話題をかっさらった家がある。そう。『黒と木の御仁』。強そうなブラックボディ。漢感パネェ。北斗の拳で言うと、ライガ、フウガ感がただよう痺れる御仁の登場だ。
中庭の 秘めた能力 八村級。
ウグイス今浦だ。
今日は『みんな大好き中庭』がテーマだ。
中庭の、その驚異的なポテンシャルの全貌を明らかにする前代未聞の試みを実施する。
中庭と聞くと、多くの人は青空の下でコーヒーを飲んだり、BBQしたり、そんなイメージを抱くのではないだろうか。
本記事では、そこから少し掘り下げた中庭の各機能を解説し、
『な、な、中庭ってすげーやん。。やるやるとは聞いてたけど。。。』
と思ってもらえたら弊社の勝ちだ。異論あるまい。
完全無垢。清廉潔白。諸行無常。純白の外観に汚れた心が洗われる。
驚きの白さにアタックも真っ青だ。見ての通りコの時型で、中庭を配置している構成だ。
猫島くらいの猫さんたちがいる模様。
おじいちゃん、おばあちゃん、おくさま、むすめさま、猫ちゃん7匹の大家族のお家だ。
芸術的なコンクリの切り込みに植栽をプラスオン。
当時は冬で紅葉に葉がついていないのが残念だが、今ではかなり綺麗な様相を呈しているはずだ。
神ってる。今回の主役の中庭。
注目の中庭は、箱庭タイプ。こどもたちが走り回ったり、大勢の友達とBBQをできるような広い中庭ではなく、4畳半の広さで、その中庭を囲むように部屋を配置したコの字型の住宅だ。
この家の詳細は家ツアーを参照していただきたい
まずは中庭の広さだ。
中庭の広さってどれくらいあればいいのよ!?ということだが、
ずばり目的によりけり。
実例でご説明いたしましょう。
『外でコーヒーのんだり、猫たちが走り回れる中庭にしたい!』
こんなご要望だったお客様。
本人含めて4人が座れる椅子とテーブルが置ける広さが最低ラインだったわけだ。
そこにシンボルツリーを置く。
せっかくの中庭だ。緑がほしいだろう。写真では植えてまもないので葉っぱが生えてない残念なビジュアルだが、今頃はものすごい感じになっているだろう。
シンボルツリーのスペースを1畳強。
これに、人が通ることを考えて、少し余裕をもったスペースにするための広さは
ずばり6畳。
4人が座れるテーブルとイスを置くには約3畳必要なので、それを考えると6畳はほしいということにあいなった。
参考:
▲植えたばかりシンボルツリー2.5mの「アオダモ」。野球のバットの素材にも使われる木です。まだ葉っぱがついてなく貧相にみえますが、数か月もすると立派な木に育ちます
人の目にさらされる可能性あり。
四方を部屋で囲んでいるタイプなら別だが、多くの場合はそうではなくプライバシーも考えないと、せっかく中庭を作ったはいいけど、人の目が気になって結局使ってない、という悲劇が待ちうけていること受け合い。
では、どうすれば!?
実例でご説明いたしましょう。
この家、正面側が道路に面していて人が通行する。
そこで、開放感を残しつつプライバシーを確保するには、中から見えて、外から見えにくくなればいいんじゃね?
その最適解は『目隠しルーバー』
直射日光を軽減したり、洗濯ものを干すバルコニーにも使えるすぐれものだ。
階段から中庭が見える。その先のリビングもちょい見え。
次に中庭のもう一つの機能、『家族の顔が見える』について説明したい。
実例でご説明いたしましょう。
この家の場合は、
ご高齢で車いすのおじいちゃんの様子、たくさんの猫ちゃんたちの様子を、どの部屋にいても察知できる家にしたいとのご要望だった。
わかるかね?中庭にすべての部屋が面して、窓が設置されている。
2Fの寝室から中庭を通して
おじいちゃんや猫さんがいる1Fの様子をみることができ、
2Fの廊下から中庭を通して
1Fのリビングにいるおじいちゃんの様子が分かり、
1Fの和室から中庭を通して
リビングで走り回る猫さんたちが見える。
こういった具合だ。
長くなったので、気になる続きは来年だ。
掲載日: 2019年08月3日
掲載日: 2015年02月7日