
全部見せます!!【家ツアー】第5弾 『中庭とカーテンのいらないリビングの家』その3
この家の収納力。半端ない。ドッチからでもどうぞ。家族共用ウォークインクローゼット。入り口が2つあるウォークインクローゼットだった。そして書斎。
3年前に書いた記事『吹き抜けのメリットデメリット』の改訂版だ。
3年もたつと、ほうれい線も3年分深くなり、腹も3年分出る。ブログも例外ではなく、3年もつづけていると昔の記事を見ると恥ずかしいほどに、しょぼく感じる。それくらい書き方が変わる。
そんなわけで急きょ改訂にいたった。
さて、民のあこがれ『吹き抜け』がテーマだ。
当社の施工例としても吹き抜けをあしらった例が全体の2/3ほどだろうか。
それくらいの人気。それをしたいために注文住宅にしたというお客様もいる。
そんな大人気の住宅界の広瀬すず『吹き抜け』にも、素晴らしいところばかりではない。
明るく、家族の気配を感じる、開放的でインパクトある、みんな大好きな『吹き抜け』。
それは、テレビの中だけの広瀬すずを見ているようなものだ。
裏では、ものすごい努力をしているかもしれないし、芸能界の汚さに翻弄されているかもしれないし、ものごっつ性格が悪いかもしれない。
それと同じように、吹き抜けにもデメリットがしっかり存在する。
なぜ広瀬すず押しなのかは不明だが、
よく言われる吹き抜けの3大デメリットはこんな感じだろう。
1、寒い
2、音がうるさい
3、匂いが2階まで
ということで、前置きが長くなったが今日のブログは、このデメリットにしっかり対抗していくことにする。
冬場の暖かい空気は上へ上へ行こうとするので、足元が寒くなるという。そして、窓辺で冷やされた空気は暖房の下降気流によって、さらに足元が寒くなるというわけだ。
性能の高い断熱材と断熱方法で家の断熱性を高め、室温のムラがないように対策をする。高断熱タイプのサッシを使うとより効果的だ。
天井でくるくる回る大きい扇風機みたいなシーリングファン、もしくはサーキュレーターなどつかって空気を撹拌ことで上下の温度差を減らす。しかもシーリングファンがあるだけで、この家イケてると思われること必至。
吸気と排気を両方機械で行う第一種換気を採用するの手だろう。さらに全熱交換型であれば、室温に影響なく換気ができる。しかも光熱費削減にもなる。
これで足元も暖かい。
家族の気配を感じるというのはメリットなのだが、反面言い方を変えれば、音がよく聞こえるということだ。
息子が2Fで受験勉強しているのに、1Fのテレビの音がうるさい。あげくの果てに夫婦喧嘩も始まって、まったく勉強に集中できない!
なんてことになりかねない。
こればかりは、ハッキリ言って対策は難しいが、メリットでもあることなのでしっかり踏まえて検討することだ。
対処療法ではあるが、下記のような対策をすることで軽減できる。
・部屋のドアに隙間テープ
・吸音ボードをつけて音を吸収する
・2Fの吹き抜け部分にカーテンをつける
実際の現場では、『今日は焼き魚か~^^』なんて、ニコニコ言ってられないだろう。
魚を焼いた時に臭いがこもると最悪だ。二階からのクレーム必至。
こうならないように、しっかり換気設計はしておかなくてはならない。
吸気と排気の設置場所の設計で、うまく空気の流れを誘導することで臭い対策は可能だ。
というわけで、完全の説を論破しきれない部分はあったが、あまり悲観的も考えなくてもいいだろうというのが、今回のまとめだ。
大事なことは、表面的なメリットばかりではなく、しっかりとデメリットを踏まえた上で採用したいものだ。
掲載日: 2016年06月11日
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