
全部見せます!!【家ツアー】第5弾 『中庭とカーテンのいらないリビングの家』その1
キマりすぎた白一色の外観。住宅街でひときわ映えるデザインだ。窓の面積を少なくして生活感を無すことによって精悍な雰囲気になっている。別の角度から見たショット。
2011年の東日本大震災を経て、住宅の耐震性が注目され、耐震対策を施した家が当たり前になっています。 当社でも耐震等級3に適合した住宅をお客様におすすめしておりますが、実際のところどれくらいの地震に耐えれるものなのでしょうか?
2000年に倒壊防止、損傷防止の観点から住宅の品質を高める目的で制定された品格法に基づいた「住宅性能表示制度」という、10分野の住宅の性能を、共通の基準で評価して等級などで表示する制度です。 1~3までランク分けされており、内容は次の通りです。
つまり、阪神淡路大震災の1.5倍の地震でも倒壊しないのが「耐震等級3」になります。 なお、耐震等級適合住宅は等級に応じて地震保険の割引きが受けることができ、長期優良住宅では耐震等級2相当以上の強度が求められます。
地震大国日本。どういった経緯で耐震基準が見直されてきたのでしょうか。 昭和25年に建築基準法が制定され、耐震基準も設けられていましたが、その基準は非常に弱く、それ以後大地震があるたびに見直されてきました。 現在では昭和56年に改訂された新耐震構造基準に適合した家であれば十分な耐震性があるといわれています。そして阪神大震災後、東日本大震災後では耐震基準の見直しはされませんでした。 多くの家が失われましたが、調査の結果として倒壊した住宅の特徴として下記の3点が挙げられます。
(火災や津波は倒壊した直接の原因でない) この結果、現在の耐震基準で十分であることが証明されたわけです。 そのため、耐震基準は改訂されませんでしたが審査が厳格になり現場検査が強化されることになりました。 2つの大震災の不幸な体験から、現在の耐震基準に適合した設計をして、その設計通りに正しく工事すれば、大地震が来ても人命を守れることがわかりました。あくまで耐震基準は建物の基準であ るため、強い地盤に土地に建物を建てることも大変重要です。 参考リンク:国土交通省『住宅・建築物の耐震化について』
現在の耐震基準が信頼できるものであることはお分かり頂けたと思います。 今後、大地震が発生しないことを切に願いますが、そうは言っても、大切な家族を守るため万が一のことは想定しなければなりません。 家づくりにおいて耐震だけ考えれば良いというわけではありませんが、しっかり検討して安全な家を建てましょう。
掲載日: 2014年03月26日