
今回のテーマは
玄関ポーチ
家の顔といっても過言ではない玄関ポーチ
家に入る人が必ず通る場所であり、最初に見る場所でもある。そのため、家の第一印象を担い、家主のこだわりが映える場所だ。
そもそも玄関ポーチって何?なんでいるの?どんなポーチがおすすめ?ということをどんどん深掘りした記事になっているので、ぜひ最後まで読んでくれたまえ。
こんな事に悩んでいる人におすすめ
- 「そもそも玄関ポーチって何」と思っている方
- スムーズに出入りしたい方
- 絶ッッッ対に雨に濡れたくない方
- 玄関が雨風にさらされるのが気になる方
- 住宅のイメージをバチっと決めたい方


住宅の顔『玄関ポーチ』とは?特徴とは?
玄関ポーチとは、
玄関先のスペースの事。
本来は庇(ひさし)がついた部分の事だが、最近は玄関から門までのスペースの総称で使われているようだ。役割としてはこの通り。
- 人や物の出入りをスムーズにする
- 雨風や日差しを遮る
- 外観の印象をアップさせる


訪問者の応対や、荷物やベビーカーも置き場所、庇があれば、雨や雪が降っていても、濡れずに傘の開け閉めできるなど、重要な役割がある!


庇や壁があれば、雨風や強い日差しも防げ、極端な気温の上昇や湿度のコントロールできるし、玄関ポーチのデザインで外観の印象が大きく変わるので、拘って損はない場所だ!
ポーチとアプローチの違い
玄関ポーチ
玄関出てすぐの部分。
建築面積(施工面積)に「含まれる」スペース。
玄関アプローチ
敷地入り口より、玄関までの路になっている部分。外構工事の範囲になる。
建築面積(施工面積)に「含まれない」スペース。
▼詳しくはこちら
玄関ポーチに必要なスペース
家族はもちろん、来客時や雨のことをしっかり考えてスペースは確保しよう。
一般的に言われているのは180cm×90cm。つまり約一畳だ。
人一人小躍りできるスペースと考えていただければ想像に難くない。
もちろんこれよりも広ければより収納や出入りがし易くなる。
玄関ポーチで重視するポイント

玄関ポーチを設計する際に重視すべきポイントを解説していくぞ!
広さ
一般的に言われているのは180cm×90cm。
玄関ポーチは、さまざまな用途がある。
- 人や物の出入りをスムーズにする
- 雨や日差しを遮る
- 玄関の印象アップ
- ベビーカーや三輪車・車椅子を置く
人が行き交うスペースになるため、2~3人が一緒にいられるスペースを確保するのがベストとなる。
間取りに余裕がある場合には、ベビーカーや三輪車・車椅子を置くことを考慮して、180×120cm以上を確保すると良いな。
庇(ひさし)や屋根
役割は、雨や雪、直射日光を防ぐことだ!

照明
・軒下ダウンライト
玄関ポーチに設置する主な照明は、屋根や庇部分にある
・ポーチライト
外壁に設置してポーチ全体を照らすライト
玄関アプローチ部などの段差に設置する「屋外フットライト」がある
人感センサー付きのライトにすれば、深夜でも泥棒が来たらライトが点灯するので安心だ。
床材
- 雨でも滑りにくい素材であること
- 汚れにくく手入れがしやすい素材であること
玄関ポーチに使う床材は、すみやすさを左右する上記のポイント2つを押さえておくと問題ない。
階段
玄関ポーチに階段を設置する場合には、
1段の高さを15〜18cm以内に収める
そうすると負担を感じることなく上り下りできる。
特に、小さなお子さんや高齢者の方がいるご家庭の場合には、できるだけゆるやかな段差にするべきだろう。
また、バリアフリーを意識してスロープを取り入れると移動が楽になり、階段とスロープの2WAYを設けると、より利便性が高くなる。
その場合はある程度広いスペースが必要なため、予算のことも考慮しながら検討する必要があるぞ。
玄関ドア
- 靴の脱ぎ履きがある日本にマッチしているのは外開きのドア
- 内開きのドアは防犯や災害に強い
(蝶番が家の中にある、バリケードを築きやすいなどのセキュリティ面が高い)
玄関ドアは家の顔と言っても過言ではない。
目的や家のイメージに合わせ慎重に選ぶべきである。
玄関ポーチは、
玄関ドアのタイプによって広さやデザインが左右される。
スペースを最大限に活かせるのは、引き戸の玄関ドアだ。
※スペースが確保できることが魅力的な引き戸だが、間口の広さが必要なため、土地の狭い場所では設置のハードルが高いのが現状となっている。
その他
他にもあると便利なものはいくつかある
・宅配ボックス
・手すり
コンセントや水道などがあればなお便利となる。
玄関ポーチの種類
なんとなくポーチについてわかったけど、実際どんなポーチにしたらいいのか?
について考えていこう
弊社なりにポーチの種類を4つに分類した。
- フラット型
- 庇(ひさし)型
- 開放型
- ビルドインガレージ併設型
1つずつ事例を見ながら取り上げていこう
フラット型のポーチ
こちらは庇も何もないかなり攻めたタイプの玄関ポーチだ。
「誰も来なくて結構!!」と言わんばかりの印象を与える。
スタイリッシュな家に合うデザイン性の高さだが、雨風の建物へのダメージや実用性を考えると、採用されにくいタイプでもある。
ちなみに、その実用性の低さから、当社の施工例では採用された事はない。
どうしてもスタイリッシュさが欲しい場合は透過性のある素材を使った庇をつけ、目立たない形で仕上げるのもおすすめだ。
庇(ひさし)型のポーチ
フラットタイプに庇のみをつけたタイプの玄関ポーチだ。
こちらは実用性もありながら、スタイリッシュですっきりとした印象になるので、外観のデザイン性を重視する方におすすめだ。
事例1
事例2
開放型のポーチ
建物の外壁面を凹ませて玄関ポーチを作るタイプだ。
こちらは庇をつけるタイプよりも、より雨風を防ぐ能力が高く、実用性がかなり高いタイプの玄関ポーチになる。
玄関前に物を置きやすくなるので、こだわりのアイテムをおきたい方にもおすすめだ。
事例1
事例2
ビルドインガレージ併設型の玄関ポーチ
こちらは車も停められるほどのスペースを玄関ポーチに設けたタイプだ
ピロティ空間や、ビルドインガレージを玄関ポーチに併設することで、車から降りたらそのまま家に入ることができる。
車から降りた瞬間から家に入るまで1秒も濡れたくない方にもおすすめだ。
都市部など土地が狭い場合にも活躍できるタイプだ。
事例1
玄関ポーチの施工事例4選
家族が出会うリビング階段のある開放型の玄関ポーチ
お子様とご夫婦三人でお住まいのオーナー様。
子供が大きくなっても、顔合わせるような家にしたいというご要望で、階段をリビングの中に設置した。
車二台分の広さを確保した駐車場に、開放型の玄関ポーチが美しい外観。
室内は、むき出しの柱や、木目フローリング、畳コーナーを取り入れるなど、あたたかみのある家に仕上がった。
▼この家の詳しい施工事例はコチラだ
自然の中にあるフラット型の玄関ポーチ
和歌山県海南市のご家族4人で暮らす家。
緑豊かな大自然の中で立体的で白と茶色の外観デザインが印象的な家になった。
ウッディなドアでお出迎えする可愛いらしい玄関ポーチはフラット型にして、いつまでも家族全員が使いやすい仕様にした。
▼この家の詳しい施工事例はコチラだ
超旗竿地の回遊できる開放型の玄関ポーチ
兵庫県神戸市に建てられたワンコと暮らす超旗竿地の家。
玄関からキッチンまでの買い物と来客動線、料理と洗濯の際の家事楽動線に配慮したお家が誕生した。
開放感抜群の広々とした玄関ポーチが自慢、室内にはワンコが滑りにくい床材を使用し、LDKには吹き抜けとたっぷり大容量の収納を設置した。
▼この家の詳しい施工事例はコチラだ
住みやすい動線とZEHのガレージ併設型の玄関ポーチ
大阪府八尾市に建てられた、住みやすい動線とZEHのガレージハウス。
1Fは、ZEH住宅ではあまり見かけない吹き抜けと天窓の他、雨に濡れないインナーガレージや、テレビ裏収納やウォークインシューズクロークなどを設置。
2Fは、寝室やファミリークローゼット、ランドリールームなどの水回りを集め、来客時にも困らない設計に。
▼この家の詳しい施工事例はコチラだ
まとめ
これで玄関ポーチの重要性がわかっていただけたことだろう。
最も家のイメージを変える場所であるため、実用性ももとより、外観のデザイン的にも満足できるものを選んで欲しい。
ポーチは家の顔や。しっかり考えるんやで。
玄関ポーチに関するよくある質問
ポーチと玄関の違いは何ですか?
ポーチは、家の入口部分に設けられた小さな開放的な空間で、屋根がついていることが一般的だ。
ポーチは、訪問者が玄関ドアをノックする前に一時的に待機する場所として機能し、また家の外観を美しく見せる役割も果たし、また雨や雪から守るためのシェルターとしても機能する。
一方、玄関は家の主要な入口で、通常は家の内部に位置する。
玄関は、家の中に入るためのドアを通じてアクセスされ、訪問者を迎え入れるための空間で、靴を脱いだり、コートや帽子を掛けたりする場所としても使用される。
したがって、ポーチと玄関の主な違いは、ポーチが家の外部に位置し、一方で玄関が家の内部に位置するということになる。
玄関ポーチはどの部分ですか?
玄関ポーチは、家の入口部分、つまり玄関ドアの前に設けられたスペースのことを指す。
雨や日差しから守るための屋根がついていることが多く、訪問者が靴を脱いだり、傘を閉じたりするためのスペースとして利用される。また、デザインや素材によって家の外観を引き立てる役割も果たす。
庇とポーチの違いは?
庇とポーチは、どちらも家の外部に設けられる構造物だが、その用途と形状に違いがある。
庇(ひさし)は、窓や玄関などの上部に設けられ、雨や日差しから室内を守るための構造物。
庇は主に雨水を遮断するために設けられるが、日差しを遮ることで室温の上昇を抑える効果もある。
一方、ポーチは、家の入口部分に設けられる小さな開放空間で、訪問者が雨や風を避けながらドアベルを鳴らすためのスペース。また、靴を脱いだり、傘を立てたりするためのスペースとしても利用される。
つまり、庇は主に雨や日差しから室内を守るためのもので、ポーチは訪問者が雨風を避けるためのスペースとして設けられるという違いがある。
玄関ポーチの広さはどれくらい必要ですか?
玄関ポーチの広さは、家族のライフスタイルや来客の頻度によるが、一般的には最低でも1.5m x 1.5m程度が必要とされている。
これは、ドアを開けたときに他の家族や来客が通行できるスペースを確保するためだ。
また、荷物を置くスペースや、雨天時に傘をさしても家の中に水滴を落とさないためのスペースも考慮すると、2m x 2m程度の広さが理想的と言える。
ただし、敷地の広さや家の設計によるので、具体的な広さは建築家や設計士と相談しながら決めることをおすすめする。
ポーチは何畳必要ですか?
ポーチの必要な広さは、その用途や家族構成、住まいのスタイルによる。
例えば、靴を脱いでから家に入るスペースとして使う場合、1畳程度あれば十分。しかし、ガーデニングやアウトドア用品の収納スペースとしても利用したい場合は、2畳以上の広さが必要になるだろう。
また、家族全員の靴を収納するスペースが必要な場合や、来客用のスペースも確保したい場合は、さらに広いスペースが必要になる。
最終的には、ご自身のライフスタイルやニーズに合わせて、適切な広さを決定しよう。
玄関ポーチの範囲は?
玄関ポーチの範囲は、一般的には玄関ドアから外部へ出た部分を指す。
具体的には、玄関ドアから家の外壁までの範囲や、玄関ドアから軒先までの範囲などが考えられる。
ただし、これはあくまで一般的な範囲であり、家の設計や間取りにより異なる場合もある。
また、玄関ポーチの範囲は、屋根があるかどうか、床材がどのようになっているかなど、具体的な設計により変わることもある。
玄関ポーチが広いメリットは?
広い玄関ポーチには以下のようなメリットがある。
1. 快適な出入り
広いポーチは、家族が同時に出入りする際にもスムーズで、特に大きな荷物を運ぶ際やベビーカーを押す際にも便利。
2. 収納スペース
靴やアウトドア用品などを置くスペースとして利用できる。また、ポーチに屋根があれば雨天時でも物を置いておくことができる。
3. ゲストの待機スペース
訪問者が来た際に、室内に招き入れる前の待機スペースとして利用できる。
4. ガーデニング
広いスペースがあれば、鉢植えの花やハーブなどを置いて楽しむこともできる。
5. デザイン性
広いポーチは家の外観を豪華に見せ、デザイン性を高める要素ともなる。
ただし、広いポーチを設ける際には、家の設計全体とのバランスや、土地の広さ、予算などを考慮する必要がある。
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