リビング階段（リビングイン階段）の間取りはどうすればいい？注意点や間取り例をご紹介！

リビング階段とは？

『リビング階段』とは？

ずばり言うと「リビング内に設けられた階段」のことだ。

またの名を「リビングイン階段」とも言う。

昔から一戸建て住宅の階段は、玄関を入ってすぐの場所に設置してるケースが多く、だいたいがドアや壁を隔てて廊下などに設けられていたが、最近は大胆にも家の真ん中、みんなの憩いの場リビングの中に設けることも増えてきているんだって。

って言うことは？？

そう！！そり立つ壁や仕切りのなにもない開放感抜群の階段である上、当然のことをドヤ顔で言うが２階（または３階）へ行けるってわけだ。

なんてこったい、今回はそんな「リビング階段」の魅力をたっぷりお届けするとしよう！！

リビング階段の３つのメリット

まずは、リビング階段・リビングイン階段のある注文住宅の代表的な３つのメリットを知っておいて欲しい。

1.リビング階段がアクセントになったおしゃれな空間

「おしゃれに見えるから」という理由でリビング階段を検討する人が多いのも事実、リビングに階段を取り入れることで、そびえ立つオブジェの如く素敵なアクセントとなって、それだけでおしゃれな空間を演出できるのだ。

また、明るくて開放感のある「吹き抜けのリビング」は、リビング階段との相性がバッチリなので一緒に検討してみるのもおすすめだぞ。

2.家族の帰宅外出が把握できて、コミュニケーションが増える

リビング階段はおしゃれなだけじゃない。

その言葉の通り、必ずリビングを通って階段を上がったり下がったりすることになるため、例えばキッチンにいながらでも、子どもがいつ帰宅したのかが把握しやすく、安心して暮らすことができるだろう。

さらに、家族みんながリビングを通るため、日常のさりげない自然なコミュニケーションが増えること間違いなしだ。

3.廊下をコンパクトに出来て、組み合わせで広がる活用の幅

リビングに階段を設けることで、今まで設置場所として多かった玄関ホールや廊下スペースをコンパクトにできるというメリットもある。

また「吹き抜けのリビング」の他、「スキップフロアや階段下収納」と組み合わせることで、無駄なデッドスペースを作らず空間を最大に活用することが可能になる。

冬場でも寒い廊下に出て2階へ上がる必要がないのも、嬉しいポイントのひとつだ。

リビング階段の３つのデメリットと対策

どんなことにもメリットがあれば、当然デメリットもある。

リビング階段にだってある、だが怯えることはない、これから言うことをよーく把握して挑めば後悔しないリビング階段をかけ上がる未来が待ってるぞ！

1.冷暖房の効率が悪くなるため、高気密・高断熱は有効

リビング階段は、階段を通して上下の空間につながりを作るため、冷暖房の効率が悪くなりがちだ。

気になる場合は、階段の入り口にロールスクリーンや間仕切りを設けたり、引き戸を設置するなどの対策をしてみるといいだろう。

暖房のあたたかい空気は2階へと流れ、反対に冷たい空気は下に流れやすくなるため、冬場は寒く感じやすくなる。

冷暖房効率悪化を防ぐ住まい全体の気密性・断熱性アップが効果的だ。

2.プライバシー確保のための生活動線の効率を工夫する

来客がある時、ほかの家族の帰宅や外出の際は、リビングを通らなければならず、ゲストと顔を合わすことが増えるため、知人や友人を頻繁に家に招く人はプライバシー面に配慮した工夫が必要だろう。

L型のリビングレイアウトにしたり、階段前にパーテーションや目隠し壁をつけることで、視線をコントロールすればプライバシーと動線効率を両立しやすくなるだろう。

3.臭いや煙が広がりやすいため、キッチンの集煙性能を高める

リビング階段のある家の場合、キッチンからの料理中の臭いや煙が気になる人も多いだろう。

充満しないための通気性のよい家づくりを意識する必要がある。

対面キッチンにする場合、コンロの正面や側面を壁にすると煙が広がりにくくなる。アイランド型やペニンシュラ型などのオープンキッチンの場合は、換気扇の設置位置も注意しながら考えることが大切だ。

リビング階段を設置する場合の注意点

事前に活用方法をしっかり考えておくことや、間取りやデザインの考案を入念にすることこそが、「効率バツグン＆快適なリビング階段」を手に入れる最も大事なポイントとなる！！

階段下スペースの活用

リビング階段のあるリビングは、階段にスペースが取られてしまうため、その分生活空間が削られてしまうという注意点があるが、階段下スペースは、ちょっとした収納場所にしたり、コンパクトな書斎スペースにするのもおすすめだぞ。

せっかくの空間をデッドスペースにしないための工夫が必要だ。

リビング階段の配置・間取り

どこに設置するかは、もっとも重要なポイントになるだろう。

例えば、リビングの中央に設けると、開放感があって2階への移動が楽になるが、来客時の配慮などが必要になってくる。一方、LDK全体をスッキリと見せたい、プライバシーの観点からあまり目立たせたくない場合は、リビングの壁側に沿うように設置する、、という風に、一緒に暮らす家族にとっての用途や希望に合わせた配置にする必要があるぞ。

リビング階段のデザイン

家の中心になるであろうリビング空間から常に見えるようになるため、デザインをどのようにするかも慎重に決めたいところだ。

開放感とおしゃれさを両立させたいあなたには「スケルトン階段」がおすすめだ。

階段の色選びも、奥行きのある自然な統一感の演出のために、部屋全体のテイストに合わせた色にするといいだろう。

リビング階段を取り入れた間取り事例2選

実際に弊社で手がけた施工事例をご紹介する。

快適なリビング階段の実例をご覧あれ！

家族が出会うリビング階段の注文住宅

お子様とご夫婦三人でお住まいのこちらのオーナー様。

子供が大きくなっても「顔を合わせる家にしたい」というご要望で階段をリビングに設けた。奥様の家事を楽にするために、洗濯物をたたんだりする作業スペースを二階に設置。

ご主人のご要望である車２台分の駐車場も完備した。

▼家族が出会うリビング階段の注文住宅について詳しくはこちら

全部見せます!!【家ツアー】第12弾 『家族が出会うリビング階段の家』その１

漆黒ボディと大開放リビング階段の注文住宅

ガルバリウム鋼板の質感と無垢材のドアの外観が特徴的なこちらのお家。

LDK25帖と10帖の寝室の大胆な間取りに吹き向け、リビング階段やフローリングなどすべて杉無垢材に、壁は天然漆喰の塗り壁で仕上げた。

キッチンには、玄関側とリビング側両方からアクセスできる絶好調な家事楽動線が実現した。

▼大開放リビング階段の注文住宅の施工事例はこちら

漆黒ボディと大開放の家

リビング階段（リビングイン階段）をお考えならコンフォート建築設計工房にお任せください

コンフォート建築設計工房は設計から施工までワンストップで対応いたします。

生活にフィット、家族と一緒に成長していく、ちょうどいいボリュームのちょうどいいコストの「デザイン住宅」を私たちと一緒に作りませんか？